フリーランスという働き方が広まり始めたのと同時期に話題になったのが、
ココナラやクラウドワークスなどの「クラウドソーシング」サービス。
働く場所や時間を選ばないという点で「クラウドソーシング」ってかなり魅力的だなと感じます。
クラウドソーシングのサービスは、会社員の人が休みの日に副業でやっていたり、フリーランスの人の営業ツールとして使っている人も多いようです。
ただ、話題になり始めた頃は、
「クラウドソーシングだけで生活してます」的な人や
「副業としてやっているクラウドソーシングだけで月〇〇万円!」みたいなことが度々テレビで放送されてましたが、最近はほとんど聞かなくなってきました。
多分、市場が大きくなってきて、参入者が増えてきたことにより、当初に比べて稼ぎづらくなってきたのかなという印象があります。
僕自身、「クラウドソーシング」が第2、第3の収入源になり得るのかを検証するために、昨年末にクラウドソーシングサービスを使ってみました。
今回はその経験を踏まえて「クラウドソーシング」を使ってみて学んだことを書いておこうと思います。
クラウドソーシングをやってみて学んだこと
昨年末に「クラウドソーシング」サービス「ココナラ」を登録して、最終的にサービスを売ることができました。
それまでの経緯はこちら↓
で、出品したサービスはこんな感じ(一応今現在も受付中)↓
エンジニアの悩み相談にのります SEの仕事の悩み、これからフリーエンジニアになりたい人向け
アプリアイデアを機能要件に落とし込むお手伝いします 作りたいアイデアはあるけどどうすればいいかわからない人向け
開発者視点でアプリレビューして機能追加要望出します アプリにどんな機能を追加したら良いか悩んでいる人向け
オリジナルアプリ、ゲームアプリを開発します 自分のオリジナルアプリ、ゲームアプリを作りたい方向け
アプリ開発でイメージ共有に必要なプロト版開発します アプリ遷移イメージをデザイナーやエンジニアに共有したい人向け
iOS,Androidアプリの申請作業代行します アプリのストアへの申請がわからない人向け
昨年末から今現在までで合計収益としては3万円ほどココナラでサービスが売れました。
一応、サービス出品から売るまでの流れを一通り経験した上での感想としては、
「エンジニアがクラウドソーシングだけで生計を立てるのはめちゃくちゃ難しいな」ということです。
多分、うまいやり方をすればできないことはないのかもしませんが、できたとしてもかなり大変なんじゃないかと思います。
その理由としては、
って感じです。
まず前提として、ココナラなどのクラウドソーシングでサービスを買いたいという人は、
「企業やプロに頼むとお金が結構かかるから、できる限り低コストで実現したいことがある」という人が多いです。
普段仕事で受けているような見積もりを出すとまず買ってもらえません。
なので売るためには出来るだけ低い価格で販売する必要がありますが、
低い価格で受ける場合、あまり時間をかけられないので、出来ることも限られてしまいます。
そうゆう意味で、クラウドソーシングで稼ぐためにはたくさん売らないと行けません。
ただ、エンジニアとして受けられるサービスって、あまり時間をかけずに出来ることは限られてくるので、オーダーメイドで受けるようなやり方では難しくなってきます。
もしガチで稼ぐとしたら、便利ツールのようなパッケージ化したものを販売していく手法にしないと厳しいんじゃないかなという印象です。
あとは、依頼してくる人も、アプリ開発に関する知識が少ない人が多いので、実際にアプリ開発を受けてアプリを作るとしても、要件から仕様に落とし込むまでに時間を要します。
以上の点から総合的に考えて、クラウドソーシングでお金を稼ぐのはかなり非効率だなという見解です。
(ただし、技術力やコミュニケーション能力向上、経験を積みたい、隙間時間に小遣い稼ぎしたいという目的でやるなら全然ありかと。)
これがクラウドソーシングの創成期とかだったら全然話が違ったのかもですが、
今はもう市場が成熟し始めているので、やり方を考えないと今後クラウドソーシングで稼いでいくのはかなり難しいなーというお話でした。