昔、先輩から
「若いうちにいろんなことを経験しておけ」
とか
「若いからできることがある」
ってゆう話をよく聞きましたが、ついこの間まで
「年齢が高くなってもやりたい気持ちがあればほとんどのことはできる」
って思ってました。
ただ、30歳を超えてしばらくたつと、
「若い人と同じことをやろうとしても難易度が格段にあがってしまう」
ということを感じるようになりました。
肉体的な問題は努力である程度カバーできる
年齢を重ねるにつれ衰えてくるものの一つとして筋力など肉体的な衰えがあります。
前は激しく運動した場合、次の日だけ筋肉痛があるくらいで済みましたが、最近は2日くらい経たないと筋肉痛も疲労も回復しません。
脂っこい食べ物を食べた日の次の日は胃もたれしたりするようになりました。
仕事で最大のパフォーマンスを発揮する為に、若い頃には不要だった体のメンテナンスや管理が必要になってきました。
まあそれでも、肉体的な問題はトレーニングや管理することである程度カバーできます。(視力とかどうにもならない部分もあるけど)
知恵や立ち回り方の経験値は若い時よりはある
あと、若い人よりも長い時間生きている分、こうゆうときはどうすればいいか?っていう立ち回り方の引き出しは、若い人よりも多かったりするので、少なくとも自分が若い時よりは効率的に動けているんじゃないかなと思います。
そうゆう点で、年をとることは悪いことばかりじゃないかなと思います。
(むしろ、昔の方がうまくいっているってことにしちゃったら、今の自分を否定してしまうし、昔よりも劣化していることになるから認めたくないという点もあるけど)
若さの武器は恐怖心の少なさとプライドの低さだと思う
で、自分の経験を元に若い人と年齢を重ねた人を比較して、
「若さ」のメリットって何だろう?って考えてみたのですが、
若いことのメリットは
「恐怖心が少ないこと」
と、
「プライドが低い」
ってことが大きいように思います。
年齢を重ねると、ある程度のことを経験するので、
「これをやったらこうなる」とか
「これにはこうゆう危険がある」ってことを学んできています。
なので新しいことをやろうと思っても過去の経験から危機管理センサーが反応して、
「やめとけ」っていう結論になりやすいです。
そして、ある分野である程度の経験を積むをその分野に関する知識が周りの人よりも多くなるので、「他人よりも優れている分野」においてプライド意識が芽生えます。
そしてプライド意識が高くなると、他の分野でも自分が上の存在であると勘違いしてしまうので、何事にも上から目線になってしまうんじゃないかなと思います。
(多分、高齢者で高圧的な態度をとる人って、今までたくさん積み上げてきたことでプライドがかなり高くなっているんだと思います。)
恐怖心が多くなってプライドが高くなると、新しいことに挑戦しづらくなるし、周りに対して高圧的な態度を取りやすくなるから新しい環境にも移れない・馴染めない状況が発生します。
その点、若い人は経験が少ない分、恐怖心も少ないし、プライドも低いです。
(怖いことをまだ経験していなかったり、プライドを持つほどの経験を積んでいないから)
だからこそ若い人の方が新しいことやいろんなことにどんどんチャレンジしていけるんでしょうね。
多分、年齢がいっても恐怖心を持たずにプライドも低ければ、どんな環境でもやっていけると思うので、できないことはあまりないと思うのですが、その環境や周りの目に耐えられる人じゃないとだいぶしんどいんじゃないかなと思います。
例えば、40過ぎてから新しくアルバイトをやろうと思っても、周りが高校生などの若い人たちの中でやることになる場合があるので、自分が若い場合には言われないような陰口や悪口を言われる可能性があるし、周りと違う孤立感を味わいやすいです。
そういう周りの目にも耐えなきゃいけない場面が増えていくるのが年をとるデメリットだと思うし、年をとった人が新しいことにチャレンジする場合の難易度をあげる要因になっているんじゃないかなと思います。
(多分周りの人が文句などを言わない環境であれば年をとっていたとしても新しいことにどんどんチャレンジできるはず)
ということで自分なりの考えをまとめると以下のようになります。
- 年齢を重ねても肉体的な問題はある程度カバーできる
- プライドの低さと恐怖心の少なさがあればできることは増える
- 若いうちに新しいことにチャレンジした方が難易度が低い
ってことで昔先輩に言われたように若い人には
「若いうちにいろんなことにチャレンジした方がいいよ!」
ってことを伝えていきたいと思います。