フリーランスエンジニア日記

フリーランスエンジニアとしての日常・日々の考え事などを発信します。

組織を変えるには権力と政治力が必要

闇営業問題から始まった吉本興業の一連の騒動ですが、

現時点では吉本興業の組織問題に話題が移っているようです。

 

bunshun.jp

吉本興業関係者が明かす。

「大崎氏は身を引くつもりはさらさらない。岡本氏を辞めさせるつもりもありません。一方、反旗を翻した加藤に対し『絶対に許さない』と言っているそうです。宮迫だけでなく、加藤も吉本興業に残ることはできないでしょう」

 

こちらの記事のよると、朝の情報番組「スッキリ」にて加藤さんが発言した、

吉本興業の大崎会長、岡本社長の辞任要求を受け、大崎会長が激怒しており、加藤さんが今後吉本興業にいられなくなる可能性が高いとのことです。

 

加藤さんの「吉本興業を変えたい」という勇気ある行動は素晴らしいと思いますが、

一連の報道を見て、吉本興業に限らず、会社の組織を変えるのは権力と政治力が必要だなと改めて感じます。

 

組織を変えるには権力と政治力が必要

 

 

闇営業問題で宮迫さんやロンブーの亮さんが記者会見後、ダウンタウンの松本さんや、極楽とんぼの加藤さんが動いたことで、闇営業問題の話から吉本興業の組織的な問題に話題が移っていきました。

 

ダウンタウンの松本さんの働きかけにより、岡本社長が記者会見を行う運びとなりましたが、多分、松本さんが働きかけなかったら社長の記者会見は実現する可能性が低かったんじゃないかなと思います。

 

岡本社長や大崎会長はダウンタウンの元マネージャーをしていたらしいので、

今回の記者会見までの流れなどから、ダウンタウン吉本興業内で役員クラスか会長の次くらいに権力を持っているんじゃないかと感じました。

 

一方で、スッキリで吉本興業の大崎会長、岡本社長の辞任要求発言をした極楽とんぼの加藤さんは、テレビの視聴者を味方につけたところまではよかったと思うのですが、会長や社長と話し合いは平行線のままです。

 

しかも、上記の記事が事実だとしたら、発言により会長を敵に回した状態になってしまったので、現時点では結果として行動が裏目に出てしまっているように見えます。

 

ダウンタウンの松本さんが加藤さんと同じ発言をしていたらそうはならなかっただろうなってことを考えると、やっぱり組織を変えるにはそれなりの権力と政治力が必要なんじゃないかなと思います。

 

松本さんやさんまさんなど、吉本興業内で権力を持っている人であれば、更に上の人とも対等レベルで話しあえると思いますが、それ以下の芸人さんの場合、「お前ごときが何言ってるんじゃボケ!」で終わってしまうんじゃないかな。

 

なので、権力を持たない人が組織を変えるには、権力を得るか、権力を持っている人を動かすしかなさそうです。

 

権力を得るには時間がかかるので、その間の状況が変わってしまう場合があるため無理です。

 

権力を持っている人を動かす方がいいのかなとは思うので、やるとしたら松本さんに動いてもらうのが一番ベストかなと思います。

 

ただ、そこで厄介なのが、松本さんが先日情報番組で発言した

「大崎会長が辞めるなら俺も辞める」発言。

 

この発言は、大崎会長は辞めさせない意向と捉えることができるので、変えられるとしたら岡本社長までですね。

 

まあ社長が変わるだけでも組織的にそれなりには変わると思うので、やる価値はあるんじゃないかなと思います。

 

それか、外部から役員を入れて、外部の人に整理してもらうのもありかもです。

 

現状だと、会長や社長、ダウンタウンなどの大物芸人さんは今の体制にそれなりに満足していると思うので、できれば今の体制を変えたくありません。

 

不満があるのは、それより下の社員や芸人さんです。

上を動かそうとしても上下関係があるので動かせない場合が多いです。

 

だから、外部から吉本の組織的な関係を全く考慮しないような人を入れて、その人に整理して貰えば、癒着や忖度などが消えて、クリーンな企業になるんじゃないかなと思います。

 

 

僕自身、今まで社会人として働いてきて感じたのは、

  • 会社は会長や社長、役員が経営している
  • 経営権や決裁権は社員にはほぼ与えられない
  • 社長や役員は社員を養っている感覚がある
  • 組織は忖度や癒着、上の人の利権で形成されている

ってことです。

 

組織は、権力や癒着、忖度など、いろんなしがらみが複雑に絡み合ってできているので、変えようと思ってもなかなか変えられません。

(上の人たちは利権があるから現状維持をしようとする) 

 

それをわかった上でたてついたであろう加藤さんはすごいと思うし、なかなかできることではありません。

 

今回の騒動をきっかけに、クリーンで新しい吉本興業に生まれ変わってくれることを願いたいと思います。