フリーランスになってから会社員時代に比べて一番考える時間が増えたのはお金に関する考え事です。
フリーランスになるなら出来るだけお金を貯めておいたほうがいいという話は結構聞きますが、僕はなぜ出来るだけ貯めておくべきなのかをあまり深く考えずにフリーランスになったので、結構苦労しました。
今回は「フリーランスになるなら出来るだけお金を貯めるべき理由」についてまとめておきたいと思います。
1.収入が不安定になる
フリーランスになると、会社員時代当たり前のように入っていた給料がなくなるので、毎月の入金の差が激しいです。
前の月に60万とか入っても、次の月はほとんど入らないってこともよくあります。
大きい案件や長期的に続く案件を受けた場合、仕事がなかなか決まらない場合などは入金が途絶えてしまい、生活が苦しくならなる危険があります。
自分の精神的健康を維持するため、家族を安定して養って行くためにも銀行口座にはだいたい約3ヶ月分の生活費はある状態を作らないと厳しいです。
2.入金タイミングは案件によってまちまち
仕事を依頼された会社によって入金されるタイミングもまちまちなのが厄介です。
今までの経験上、請求月の2ヶ月後に入金されるという会社が多いです。
正社員だったら入社した月から給料が振り込まれますが、フリーランスの場合だと始めた月は1ヶ月働いても入金は2ヶ月後だから今月入金ゼロという場合も結構あります。
(まあ会社によっては当月や来月に入金してくれるいい会社さんもあったりはするので、一概には言えませんが)
あと、お客さんと直でやり取りする場合だったら問題ないのですが、孫請けや、ひ孫受けの案件の場合だと、自分が孫会社に請求→孫会社が親会社に請求→親会社が孫会社に入金→孫会社が自分に入金というように入金までのフローがかなり多くなってしまうので、必然的に入金がだいぶ先になってしまうことがあります。
こういう案件の場合、入金が先になるのに加えて単価が安い(間でマージンを取られてしまう)場合が多いので、最近はできるだけ避けるようになりました。
(入金までのやりくりや、担当者とのやり取りなど、こちらの負担がかなりでかくなってしまうので...)
あとは前の仕事でびっくりしたのは、約束手形で払う会社があったこと。
その会社では取引は全て約束手型を使って処理しているらしいのですが、約束手形の手続きにはとても時間がかかるらしいです。
結局、納品・検収後、約束手形の作成から実際に請求できるまで約半年くらいかかりました。
こういうこともあるので、いつ入るかわからない入金には期待しなくてもいい財務状況を作るのが大事な気がします。
3.この先何があるかわからない不安
フリーランスの場合、会社員時代にあった福利厚生がなくなるので、いざという時に自分でどうにかしなくてはなりません。
- 家族が病気になって仕事を休まなくてはいけなくなった時
- 自分が事故や怪我、病気で働けなくなった時
- 仕事で失敗して損害賠償責任を問われた時
など、考えたらきりがありませんが、この先何が起こるかわかりません。
いざという時にどうにも出来ない状態にならないように、出来るだけお金を貯めておいた方がいいと思います。
フリーランスとして働く上でお金の問題は常にあるので、仕事でいいパフォーマンスを発揮する為にも、極力お金で悩まない状況を作りたいですね。